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男女で着物の着方に違いはある?

2021/10/03
男女で着物の着方に違いはあるのでしょうか?「右前」「左前」といったポイントに注目しながら見ていきます。

▼「右前」と「左前」
着物は左右どちらの襟が前にくるかで意味合いが異なります。
ちなみに右側の襟が、肌に密着する内側に来ることを「右前」と言います。

▼浴衣は男女とも「右前」
浴衣の場合は、男女とも右前で着るのが正解です。

男性は違和感がないかもしれませんが、女性の場合はシャツが左前なので、混乱しがちです。

▼しに装束は「左前」
亡くなったかたが着る「しに装束」は左前です。

ちなみに仏教では、「死者は仏の国へたびに出る」と考えられています。そのための旅の服として、しに装束を着せるのです。

▼女性の着物は衣紋を抜く
「衣紋を抜く」とは、襟を後ろに引くこと。

成人女性用の着物は衣紋を抜くように作られています。

衣紋を抜きすぎるとだらしない印象になりますが、ほどよく抜けていると肩から首へのラインが生まれ、女性の美しさが際立つでしょう。着ている本人も圧迫感なく着られます。

ただし女の子の場合や袴を履く場合は、衣紋を抜かないようにします。

▼着物を購入したい時は
男女の着物は基本的に「右前」と覚えておきましょう。

姫路市にある「着物 de 姫路 chouette」では、着物の販売や着付けを行なっています。

冠婚葬祭や市内の観光など、さまざまなシーンに対応した着物を取り揃えていますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。